移動中に読む本についての考察

昨日、京都に行ってきたのですが、片道で約1時間の道中、この日は雑誌ダ・ヴィンチを読んで過ごそうと思っていたのですが、今号の特集が東日本大震災で、記事を読んでいて感動し、思わず泣きそうになりました。

その時ふと、移動中に読む本って難しいと改めて思ったので、今回は”移動中に読む本に最適なモノは?”をテーマに書いてみます。

まず、前述の通り、泣いちゃうものは御法度ですよね。隣席のサラリーマンからハンケチを差し出されたら気まずいったらないです。

反対に、笑えるものもダメですね。車中爆笑している様は車掌さんに通報され、目的地に到着する前にGoToJAILです。

また、長編小説も考えものです。話に没頭し過ぎて、乗り越してしまったという経験をしたは私だけではないでしょう。一度など、終電でやらかしてしまい、泣きながらタクシーで帰った経験があります。

短編小説。一見良さそうですが、これにも落とし穴があります。一篇を降車駅前に読み終えてしまった場合、もう、一篇にかかるか悩みますよね。飲み会のラストオーダーでもう一杯いこうか悩むのに似ています。

そこで最適なのが、評論なんかは物語世界に没頭することがないので良さそうです。小林秀雄さん・江藤淳さん・須賀敦子さんなどの御大のものは、当店でも少し扱いがありますので、のぞいてみて下さい。


とはいえ、結局自分は好きなモノを読むと思います。別になんでもいいじゃない。あるあるネタとして楽しみましょう!


【まとめ】
泣ける本 … サラリーマンと恋の予感。
笑える本 … 目的地のつく前に警察につく。(但し、目的地が警察なら読んで良し。)
長編小説 … タクシー代が図書購入費を上回る。
短編小説 … なんか煩悶とする。